アクアリウム工房 ブルーハーバー
MARINE-TERRORIST NO.1(前半)
この記事は旧ブールーハーバーサイト内でご覧いただけた内容です。
デンバー・マイアミ・ニューヨーク・ロスアンゼルスの旅
クラリオンA3匹、ユウゼン5匹、レンテンヤッコ・ホツマツア・ココス・レスプレ・デベリウスA・ブルーライントリガー、いずれにしてもかなりレアな魚ばかりである。
彼の名前はマイケル・ゴンザレス。若干30歳にもならない彼が、起業家として成功し、アメリカンドリームを手に入れ、世界中のレアな魚を集め自宅の水槽にたくさん泳がせているという。その彼の水槽をぜひ観てみたいと思ったのだ。
彼の3つの水槽は、それぞれ大きさは違うが、どれもシステムは同じで、リフジウムの付いた濾過槽(サンプ)と、スキマーもパケットヘッドタイプのシンプルなものであった。
基本的には彼の水槽は、ライブロックがたくさん入った、ナチュラル式をとっている。 水槽の横のフルーバルが少し目障りで、アメリカらしいといえばそうなのであるが、俺ならこんな風にはしないな、などと思いながらも、リフジウムの付いた魚の為のナチュラルタンクは"Very interesting!"などと話していた。
Refugeumというのは造語で、英語のRefugeとAquqrium をMIXしている。Refugとは「避難」とか「逃げること」の意味あいがある。
リーフタンクのリフジウムとは、メインタンクでは他の生物に食べられたり、いじめられたりして一緒に飼育出来ない物を収容するタンクのことを差していうが、この場合の彼は、メインタンクに入れてしまうと魚たちに食べられてしまう海草をリフジウムに収容し、メインタンクの照明が消えてしばらくしてから、リフジウムの蛍光灯が点灯するようにし、海草が光合成をすることで夜間のPHの低下を抑制、燐酸や硝酸の吸収をおこなわせている。 彼いわくこのシステムで、燐酸は殆ど検出されないそうである。
リーフタンクの場合は、ここにエビやカニ・ヤドカリなどを収容し、サンゴのえさとしてそれらの孵化したゾエアなどがメインタンクに流れるように接続をする。 アメリカでは水槽の中でも自然な生態系の食物連鎖が出来るよう、多くの飼育家たちによって試みられている。 バイオプランクトンなどの濃縮の植物プランクトンを、定期的にリフジウムなどにいれると、これらが動物プランクトンのえさとなり、それをサンゴや魚が食べる事で栄養を吸収する。(BHではこのバイオプランクトンを時々魚の餌に塗して投与するのだが、うちの従業員達にも与えた方が、物覚えが良くなるのとちゃうやろうか。(笑))
その後、彼にデンバーの水族館を案内してもらった。
割と小さな水族館だが、飼育レベルの高さがうかがえる。
水族館を出て、私たちはデンバーのアクアリウムショップめぐりをすることになった。
デンバーのような内陸部の場所でも、車で30分以内のところに数件もお店が有り、そこそこの種類の在庫があった。 彼が望むようなレア種はおいてはいないが、アメリカのマーケットの規模の大きさをつくづく痛感したのである。
ゴンザレスは車のマニアでもある。
この家にメウセデスのAMGとBMWを所有し、カリフォルニアの家にはフェラリーを所有しているそうだ。
彼は、スノボーが得意だそうで、雪山に私たちを案内してくれた。 しかし私たちは、翌日からあたたかな南のキーウエストにDIVEに行くので、余計なケガや筋肉痛は不要であるとのことで、丁寧にお断りし、又の再会を約束して、急ぎ足でマイアミに旅立ったのである。
