KRシリーズ

eco-lamps

LED Aquarium Lighting System

省エネでクールな明るいLEDライトから、待望のメタハラ代替大光量システムLEDライトまでフルラインナップ!

KR93XP/KR93SP - Professional model SPS and All areas

KR93XP/KR93SP外観

KR93XP/KR93SPの各モデルの違い

KR93XP/KR93SPの各ビーム配光

型番 波長タイプ ビーム レンズ 各チャンネルのスペクトル
青ch / 白ch / ブレンド
センターサークル サイドライン
KR93XP 2013/3発売 フルスペクトル 水深 0-3M 400nm + 420nm + 450nm + 475nm + 500nm + 8000K + 4000K 散光 プリズム55° 75° KR93XPの各チャンネルのスペクトル
KR93SP 2011/12発売 フルスペクトル 水深 3-5M 400nm + 420nm + 450nm + 475nm + 500nm + 8000K + 4000K 散光 プリズム55° 75° KR93SPの各チャンネルのスペクトル
最終更新日:2015/04/15

水深0-3Mのスペクトルと光量を再現する超浅場モデル"KR93XP"が遂に完成!

KR93XPは、水深0-3Mの超浅場のサンゴ礁の水深スペクトルを再現します (フルパワー時)

KR93XPは水深0-3Mを再現します

2011年の衝撃的なデビュー以来、蛍光サンゴの色揚げで驚異の実績を築いたKR93SP。 そして遂に超浅場サンゴの色素タンパクにも狙いを定めた究極の太陽光モデルが誕生!

KR93SPは、それまでのLED製品に欠落していたUV 400nm〜420nmの波長に重点を置いた画期的な製品で、 水深3-5M以深の蛍光タンパクを持つサンゴに有効なスペクトルを提供できる唯一の浅場モデルでした。 とは言え、サンゴ礁には更に浅い水深0-3Mにも多くのサンゴが生息しており、 KR93SPが対象としたサンゴよりも遙かに強い太陽光を浴びて生活しています。
そこで、超浅場のサンゴが持つ色素タンパクにも注目し、それらの要求を満たす スペクトルと光量を実現できる超浅場モデルの開発に着手しました。 開発は決して容易ではありませんでしたが、幸いLED素子の進化は今なお目覚ましく、 KR93SP開発当初は困難だった大光量LED素子が今では現実的なコストで入手可能となっており、 それらを用いて新たにスペクトル設計をゼロから組み直すことにより、 2年前では不可能だった大光量と太陽光スペクトルを両立した製品を遂に実現することができました。
それが、水深0-3M向け超浅場モデル"KR93XP"です。

KR93XPの白チャンネルは、光合成色素は勿論、多種多様なあらゆる色素タンパクの吸収スペクトルをカバーします

KR93XP白chと各種スペクトル比較

ハナヤサイサンゴのピンクの色素タンパク

海中のスペクトルは水深を増す毎に赤外線、赤、橙など長波長側から順に減衰していき、 また同時に短波長側からも紫外線や近紫外線が徐々に失われていき、 最終的には紫や青・シアンの波長に絞られて深く進んでいきます。 それが、海が青く見える所以でもあります。 そのため、ある程度の水深に生息するサンゴは、水深スペクトルに残存する近紫外線や青の波長から 蛍光タンパクによって緑や橙・赤などの波長を生み出し、光合成に役立てる術を持ち合わせています。
しかし、超浅場の水深では、直接的に緑や橙・赤などの波長が利用できるため、 サンゴは必ずしも蛍光タンパクを持つ必要がありません。 そのため超浅場の水域では、ハナヤサイサンゴやトゲサンゴ・ショウガサンゴのように鮮やかな赤やピンクの色素タンパクが 発達するケースが多く見られます。 また、同様の鮮やかな光合成色素を持つ海藻類も超浅場にはよく見られます。

これらの鮮やかな色素の特徴としては、主に黄色〜赤の波長に吸収スペクトルのピークがあり、 特に橙(アンバー)の波長の前後に集中していることが判っています。
また、この範囲の波長は水深3-5M以深にもなると大部分が減衰して失われていくため、 超浅場のサンゴだからこそ持つことができる色鮮やかな色彩とも言えます。

光合成色素と色素タンパクの吸収スペクトル

超浅場に特化したKR93XPのチャンネル設計

KR93XPが目指した超浅場の海中スペクトルの実現には、2つの重要ポイントがありました。 ひとつは、“深度”の青チャンネルで超浅場の水深変移が生み出せること。 もうひとつは、KR93SPを上回る強力な“太陽”の白チャンネルを構築すること。 KR93XPには、この2つの実現が必須でした。
まず、深度の青チャンネルには、より浅場の水深に大きなウェイトを占めるシアン500nmの波長を追加しました。 これにより、KR93SPには無かった明るくて広帯域なブルーバンドが構築され、 更に白チャンネルの中域をより嵩上げすることに成功しました。
そして白チャンネルには、半分のUV素子と引き替えに温白色LEDを大増量し、 橙(アンバー)580nmの波長強度を徹底的に確保しました。 これにより、他に類を見ない400nm〜600nmのフラットなスペクトルと、超浅場に見合った大光量が実現され、 まさに太陽光を彷彿させるような理想的な白チャンネルが実現できました。
そしてこれらの実現には、この一年でより進化した高出力のUV系LED素子(400nm/420nm)や青系LED素子(450nm/475nm)、 また4000Kでありながら130lmオーバーを叩き出す脅威の温白色LEDの登場が不可欠でした。 KR93XPは、まさに"機が熟した"ことで実現が叶った最高傑作と言えるでしょう。

KR93XPのスペクトル

プリズムレンズの採用により波長のブレンド性を向上したKR93XP

KR93XPのプリズムレンズ(センターサークル)

集光率の高い55°のサークルレンズに、波長のブレンド性の高いプリズムレンズを採用することで、 より大光量を狙った水面近接時でも色ムラを極力軽減し、超浅場スペクトルを均一に 且つ大光量のままサンゴに照射することが可能になりました。
但し、サイドラインは散光75°のクリアレンズを引き続き採用し、 レンズロスの激しいUV系出力を保護しています。

初回掲載 : 2013/05

KRシリーズ最強のフルスペクトルエディション KR93SP

KR93SPは、水深3-5Mの浅場のサンゴ礁の水深スペクトルを再現します (フルパワー時)

KR93SPは水深3-5Mを再現します

目指したのは、サンゴ礁の水深3-5Mを髣髴させるような海中の青さと、
見た目のごまかしではない、本当の太陽光スペクトルです

KR93SPは、名目だけの波長ブレンド製品とは一線を画す、 本当の太陽光線の再現を目指して構築された、待望のシステムLEDライトです。

手に入れたのは、アクアリストが夢みた、太陽のフルスペクトルです

先駆的にメタハラ代替照度を達成してきたKRシリーズは、 ついに本当のメタハラ代替照明の領域に達しました。 それが、システムLEDライトでは世界初となる、完全フルスペクトルです。 照度・スペクトルともに、完全にメタハラを超越したKR93SPなら、 きっとあなたの大切な水槽に、命のリズムを刻むことでしょう。

* KR93SPは、 eco-lamps ×ブルーハーバー ×1.023world が共同開発した太陽光スペクトル・システムLEDライトです

KR93SPは、海中スペクトルの再現だけではない、“太陽”と“深度”の直感的な操作性が最大の売り

これまでのシステムLEDライトは、各チャンネルや各LED素子の出力が細かく調整できる点が メリットだと謳われてきましたが、実はこれはビギナーにはむしろ欠点でもありました。 なぜなら、多くの製品はその調整対象が各色単体あるいは類似色一括での調整となるため、 波長に詳しくない初心者にはどれをどれだけ調整すれば目的のスペクトルが得られるのか さっぱり判らなかったからです。 クールホワイトが50%... ウォームホワイトが20%... ロイヤルブルーが30%... それで果たしてどんなスペクトルが生まれるのか、予想できるのはよほどのマニアかLED関係者くらいでしょう。
その上、多くの製品が波長バランスに偏りがあり、UV、バイオレット、シアンなど、 海中でもっとも必要とされる重要な波長の不足が目立つため、根本的に各色の調整機能の存在は、 形だけと思われても仕方ありませんでした。

KR93SP白chと各種スペクトル比較

そこでKR93SPでは、完璧な海中スペクトルの再現は勿論のこと、その調整方法にもこだわりました。 複雑な各色の調整機能は設けず、誰でも直感的に簡単に操作できる、「太陽の白」「深度の青」の 僅か2チャンネルだけで、目的の水深を再現できるように構築したのです。

1. KR93SPは、白チャンネル自体が太陽光スペクトルを再現
2. そして、海中のブルースペクトルを形成する主要波長を、青チャンネルにたっぷりと凝縮

これにより、目的の水深スペクトルの設定は非常に容易になりました。 白チャンネルと青チャンネルの比率を変えて、“太陽80% + 深度20%” のように直感的に設定するだけで、目的の水深スペクトルは思いのままです。 また、仮にどんな比率で調整したとしても、再現されるスペクトルは 水深が浅いか深いかの範囲を往来するだけなので、 “赤が強すぎた”などの設定ミスは絶対に発生しません。 これはまさに、目玉焼きのような、もっとも簡単なレシピと言えます。 これでもう、わずらわしい設定に悩む必要はありません。 太陽と深度の概念は、これからのスタンダードとなるでしょう。

KR93SPのスペクトル

LEDによるフルスペクトルの実現を可能にしたKR93SPのスペクトル技術

KR93SPは、白系LED素子群と青系LED素子群と合わせて7種類のLED素子を採用しています。 なお、他の製品ではもっと多くの種類を採用したものもありますが、これは考え方の違いによるものです。 例えば、KR93SPでは採用していない、赤系LEDを使った他社製品がありますが、これは陸生植物などのクロロフィルの 活性を狙ったものに多く見られます。また、こうした原理は、既に植物育成分野でも知られる技術です。

しかしKR93SPでは根本的なスペクトルの捉え方が異なります。
KR93SPの目指したスペクトルは、強制的な栽培を促すものではなく、 太陽光の下で自然に営まれる海洋生物の活動をニュートラルに支えるものです。
実際、太陽光のスペクトルはとてもフラットで、決して赤だけが突出している訳ではありませんし、 それでも各光合成生物の要求は十分に賄われています。 KR93SPのフルスペクトルも、その太陽光スペクトルの在り方を参考にしています。

とは言え、いくら海洋生物向けとは言え、赤の波長がゼロで良い訳ではありません。 特に浅場の造礁サンゴともなれば、赤の波長も少なからず利用しています。 そこでKR93SPでは、安易に赤色LEDを採用して波長バランスを崩すのではなく、 一般の白色LEDよりも赤成分を多く含むニュートラルホワイトLEDを採用しました。 このLEDを通常の白色LEDに混ぜて使用することで、赤の波長帯域の光強度を確保し、 浅場のサンゴの光合成要求にも応えています。

KR93SPが採用するLED素子のスペクトル

初回掲載 : 2011/11
グラフ差し替え : 2013/05

KR93XP/KR93SP 主な仕様

KR93シリーズの各種データ

* 42インチ以上は受注生産になります
* 消費電力表記が「LEDドライブ」から「製品消費電力」に変更になりました (2014〜)
型番 水槽 サイズ 重量(約) 消費電力
KR93**-12 S 30cm L324×W205×H35mm 2.0Kg 70W
KR93**-18 S 45cm L471×W205×H35mm 2.4Kg 95W
KR93**-24 S 60cm L618×W205×H35mm 3.5Kg 140W
KR93**-30 S 75cm L765×W205×H35mm 4.3Kg 160W
KR93**-36 S 90cm L912×W205×H35mm 5.0Kg 180W
KR93**-42 S 105cm L1059×W205×H35mm 6.0Kg 200W
KR93**-48 S 120cm L1206×W205×H35mm 6.3Kg 220W
KR93**-54 S 135cm L1353×W205×H35mm 7.5Kg 240W
* 付属品・設置方法はこちら
モデル 最新 Ver2.06 (サーマルプロテクタ搭載) *2014/3〜
カラー SILVER/シルバー (BLACK/黒は受注生産になります)
レンズ センターサークル集光55°+ サイドライン散光75°
電源 AC100V 60/50Hz
ファン 吸気+排気構造
設置 直置き/吊り下げ
付属品 ACアダプター、 ランプホルダー×4、 タンクブラケット×2
ワイヤーブリッジ×2、 ワイヤーウェイチューブ×2、
ワイヤー1.8M×2、 ワイヤーストッパー×2、
シンクロケーブル
PSE
電気用品
安全法
PSE適合性検査済
PSE適合証明書取得済
PSEマークあり

KR93SPの採用LED素子数と価格

* 上記価格は2014年4月以降のものです
* サイズ別LED素子配列パターンはこちら
型番
KR93SP
LED素子数 製品定価
(税別)
Blueチャンネル Whiteチャンネル Moon
UV
400nm
UV 400nm
BlueViolet
420nm
BlueViolet 420nm
RoyalBlue
450nm
RoyalBlue 450nm
Blue
475nm
Blue 475nm
UV
400nm
UV 400nm
BlueViolet
420nm
BlueViolet 420nm
Blue
475nm
Blue 475nm
Cyan
500nm
Cyan 500nm
CW
12000K
CoolWhite 8000K
NW
4000K
NeutralWhite 4000K
KR93SP-12 S 3 4 3 4 3 3 4 4 9 4 1 42 99,900
KR93SP-18 S 5 5 5 6 5 5 6 6 13 6 1 63 155,000
KR93SP-24 S 7 7 6 8 7 7 10 10 18 10 1 91 202,000
KR93SP-30 S 9 9 8 9 8 9 12 12 22 12 2 112 255,000
KR93SP-36 S 11 10 10 11 10 10 16 16 28 16 2 140 314,000
KR93SP-42 S 12 12 12 13 12 12 18 18 32 18 2 161 受注生産
KR93SP-48 S 14 14 14 14 14 14 20 20 36 20 2 182 受注生産
KR93SP-54 S 16 16 15 16 16 15 22 22 40 22 3 203 受注生産

KR93XPの採用LED素子数と価格

* 上記価格は2014年4月以降のものです
* サイズ別LED素子配列パターンはこちら
型番
KR93XP
LED素子数 製品定価
(税別)
Blueチャンネル Whiteチャンネル Moon
UV
400nm
UV 400nm
BlueViolet
420nm
BlueViolet 420nm
RoyalBlue
450nm
RoyalBlue 450nm
Blue
475nm
Blue 475nm
Cyan
500nm
Cyan 500nm
UV
400nm
UV 400nm
BlueViolet
420nm
BlueViolet 420nm
Blue
475nm
Blue 475nm
Cyan
500nm
Cyan 500nm
CW
12000K
CoolWhite 8000K
NW
4000K
NeutralWhite 4000K
KR93XP-12 S 2 4 2 3 3 2 3 2 4 1 15 1 42 99,900
KR93XP-18 S 3 5 3 5 5 3 5 3 6 2 22 1 63 155,000
KR93XP-24 S 4 7 4 6 7 4 6 5 10 4 33 1 91 202,000
KR93XP-30 S 5 9 5 8 8 5 8 6 12 4 40 2 112 255,000
KR93XP-36 S 6 10 6 10 10 6 10 8 16 6 50 2 140 314,000
KR93XP-42 S 7 12 7 11 12 7 11 9 18 7 58 2 161 受注生産
KR93XP-48 S 8 14 8 13 13 8 13 10 20 8 65 2 182 受注生産
KR93XP-54 S 9 15 9 15 15 9 15 11 22 8 72 3 203 受注生産

PPFD:光合成光量子束密度 (実測値)

対象 成長・色揚げに必要なPPFD値の範囲 適合KR93シリーズ(目安)
超浅場のSPSなど 600〜1,000 umol/m2/s KR93XP、KR93SP×2台
浅場のSPS、ソフトコーラルなど 200〜500 umol/m2/s KR93XP、KR93SP
LPS、その他のサンゴ 100〜200 umol/m2/s KR93SP
淡水・水草 100〜200 umol/m2/s KR93XP
陸生植物 200〜500 umol/m2/s KR93XP

KR93XP - PPFD(光合成光量子束密度)

KR93SP - PPFD(光合成光量子束密度)

KR93XP/KR93SPの採用LED素子 (2015/1以降)

LEDメーカー カラー 波長 光束・放射束 KR93XP KR93SP
Epileds
UV 400nmUV 395nm 500-600mW
BlueViolet 420nmBlueViolet 425nm 500-600mW
RoyalBlue 450nmRoyalBlue 450nm 400-500mW
Blue 475nmBlue 475nm 30-35lm
Cyan 500nmCyan 500nm 75-80lm
Bridgelux
CoolWhite 8000KCoolWhite 8000K 125-130lm
NeutralWhite 4000KNeutralWhite 4000K 125-130lm

* LEDの波長・出力には僅かに誤差があります
* 都合により予告なく仕様を変更する場合があります

付属品と設置方法

KR93XP/KR93SP/KR93の付属品と設置方法

豊富なサイズラインナップ

KR93XP/KR93SP/KR93の豊富なサイズラインナップ

* 機能面・保守面の観点から、小型サイズ×複数台のシンクロ機能利用を推奨します

ユーザーズガイド