生殺し!

日曜日から石垣島に来ています。 平久保崎灯台


本来なら今頃海でリブリーザー潜水のトレーニングをする予定でしたが先週、作業中左手中指をノコギリで切ってしまい全治3ケ月の怪我をしました。 おかげで絶好のコンディションにも拘わらずに海には行けません。今年の夏は海はお預けになりました。左からヘリウムOR空気、中ソフノライム炭酸ガスを吸着、右酸素


リブリーザーとは呼吸排気から二酸化炭素を取り除き、酸素を補って再利用する循環式呼吸装置のことで、よくあるスクーバタンクの代わりになるもの。閉鎖式(CCR:Closed Circuit Rebreather)と、常時一定量(呼吸によって消費される酸素量の何倍かの酸素を含む)混合気体を供給し、余剰のガスは外部に放出する半閉鎖式(SCR:Semi-Closed Rebreather)がある。
海坊主の仲間入り?

 この装置を使う潜水のメリットは空気を吐かないので音がしない為、魚に怪しまれずに近寄ることが出来る。 通常の潜水に較べて作業出来る時間が飛躍的に長くなる。より深い潜水が可能になる。と良いこと尽くめのようだが、器械の操作を誤ってしまうとかなりの高確率であの世に逝ってしまう。 現在、日本人でこの器材を使い魚を採集しているパカロロ代表木島さんに器材の説明を受ける。彼の器材は、標準品を更に使い易く安全にバージョンUPされています。現在、深場の魚はこのようなリブリーザーを使ってチームで潜水して採集しています。
スミレにはこれでそっと接近する

最低でも、バディーとサポートの3人が必要で万一に備えたバックアップを装備して潜ります。
昨年のマスクドエンゼル、イエローアンティアス、ネオンラスも全てこの器材を使って100m前後で採集
されています。それ故、高価になるのも仕方ないでしょう。
チームDevilも今年いよいよ大深度潜水を始めます。一緒に100m以深には潜りたくないけど、万一に備えてサポート出来るように備えておきたいので今年中にテクニカルダイブの講習を受けます。
スジチヂミトサカがいっぱい

潜れないのに石垣島に来ても仕方が無いが、現在未だ何もしていないMACNAの資料つくりの為に締め切り間近の作家の気分でホテルの部屋に引きこもり執筆中です。
良い器材に出し惜しまない木島氏

こんな時、悔しいくらい絶好のコンディションは全裸の美女の前でお預け状態と一緒である。

9月のカレンダーのパスワードはdoublebarです。 ダブルバーアンティアスとダイバーは呼んでいますが
正式な学名はまだありません。マーシャルやパラオの70m以深に生息しています。
このブログを書いている最中にハワイから魚を送ったとメールが届きました。

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