オセロ?

Artな水槽の仕上げはROシステム。

今回はシンプルにマーフィードのマリン140ファイナルシステムを使用しました。
やっぱり信頼のブランド?

今回は蒸発水を補給するのではなく干潟水槽との連結で毎日干潟が干上がって干潟の水が排水されて、満ちてきた時に補充し干満を再現する。調整では1時間かけて干上がり1時間は干潮のままになり満ちてくる。
ショールームから育てたマングローブを輸送

出来れば満ちる時も時間を掛けたいが何分30cmx60cmx35cmの水槽にそこまで過剰な設備を組み込むのも予算の関係で難しい。後は、計算どおりに水がゆっくりとマングローブ水槽を流れて泥が流入するのをいかに抑えるかが微調整の難しいところ?
サンゴを飼うのも干潟の再現も水流は生命線になる?
 

とりあえずは、想像していたようなゆっくりとした流れが再現出来ているし、引潮も干潮も計算通りになった。ただ、経過日数により、変化してしまうので微調整がその都度生じるだろう?
その微調整をあの人に少しお手伝いいただき良い作品に仕上げて行きたい。
いきなり山ほどの生体を入れて記念撮影するような愚かな行為をするのではなく、ゆっくりと経過を見守りじっくり仕上げたい。 
ひょっとしたら想像どおりには行かないかもしれないが修正を加えながら楽しみたい。
この水槽はウミウシに魅せられてウミウシが飼えればいいと言われたのが飛躍して、お任せするから好きなものを作ってと言われて造った作品であり、依頼者の意向は殆ど無く貴方のアート作品でいいよとと言われて製作している。 それは、凄い重圧でもあり名誉でもある。
水槽右側が貯水槽

この水槽のシステムは、年末にこの水槽システムとウミウシの本になって発売される予定なのでその時に公開しよう。 趣味で飼う水槽の自作は安全対策まで考えないのが多いが、仕事で造る水槽はそうはいかないからたいへんだ。 この水槽も貯水槽が海水をいつでも補給できる状態になっているのが前提でシステムが動く。 貯水槽は下限と上限をセンサーが感知して器機に動作の信号を送る。
 貯水槽裏の配管

下限のセンサーが感知したらポンプの攪拌、温度コントロール、貯水槽から本水槽への足し水の電源供給をストップしROの電磁弁の開放をしRO水を作り出す。 そして満水になり上のセンサーが感知したらROの電磁弁を閉じて攪拌ポンプ、温度コントロール貯水槽からの足し水のポンプの電源を供給する。
どんなに良いシステムも電源が落ちれば作動しないし、故障の無い器機などないので最後は人が確認しなければいけない。

この水槽を置いた部屋はドイツ人のPeter POMMERERという画家が3日間かけて部屋中に子供のいたずら書きや落書きのような自由でユーモラスな絵を描いた作品です。
世界初ともいえる近代アートとネイチャーアートの融合作品として評価されるように仕上げたい。 
この水槽はReef側は白砂で干潟は黒い泥なのでまるでオセロのようだ!
オセロといえば、2000年秋に店内でTVの収録をした、

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