wave!

ナチュラルシステムにおいて濾過の重要な役割を担うのは何でしょう?プロテインスキマーや海藻のリフジウムとお答えの人も多いと思います。しかし、それらの重要な役割特にエアレーションを強化する事があります。
ナチュラルシステムにおいて水槽のライブロックや砂が濾過の重要な働きをしています。
プロテインスキマーが性能が良いほど余分な汚れを濾し取り、強制的にエアーをミキシングすることで飼育海水の溶存酸素量を高くし沢山酸素を含んだ新鮮な海水がライブロックに澱みなく万遍に当たり表面の好気バクテリアや岩中の硝化バクテリアの活動を活発にしバランスを維持します。

その為に、水槽は一定方向の水流では澱みが出来る為、Waveコントローラーでパワーヘッドポンプをランダムに作動させたりシースワールで水槽を攪拌することで複雑な岩組みの隅々に届くようにします。

従来のパワーヘッドでは細い水流しか作れませんでしたが、この度ECOSYSTEMが開発したECO MODはマキシージェットのインペラーとカバーを取り外し着け代えるだけで10倍以上の太くて複雑な水流を発生します。
今回発売されるのはMJ250とMJ500の2種類に取り付けが可能です。
価格は¥3150-税込みです。発売は20日前後になる予定です。
パワーヘッドは通電時にインペラーの回転方向が決まっていない為、スクリューのようなインペラーは逆回転すると逆流してしまう為に逆回転防止機構をもうけました。その為残念ながら、始動時にかすかなノイズを発生させてしまいます。

TunzeのWaveポンプは消音と逆回転防止の為にオンオフしているのではなくハイアンドローを繰り返しています。60HZから40HZみたいに強弱をつけることで回転方向と消音を可能にしています。しかし強弱の負荷が大きい為にコントローラーやモーターの故障も多くなります。

今回発売される、ECO MODをマキシージェットにセットすると、従来のマキシージェットホルダーでは向きが異なるために取り付けが難しいので専用のホルダーも同時発売されます。

フランジ付きフレームレス両方に取りつけ可能で、別売りの延長パーツも今後発売予定です。
マキシージェット以外に、TunzeWaveポンプの付属パーツでも取りつけ可能です。
価格は¥2835-税込みです。

Deep Dive!

先週末にハワイ諸島オアフ島沖105mで捕まえられたネオンラスが入荷した。 いよいよ本格的にテクニカルダイビングで観賞魚の採集をハワイで始めます。 今まではこのようなトワイライトゾーンの魚は
学術研究の一環として採集されたものが商業ルートに流れてきた物がほとんどであった。
トワイライトゾーンの表

ネオンラスもイエローアンティアスもオーロラバスレットもリチャードパイルが学術調査で捕まえた物であった。それ故に価格も、それほど高価ではなかった。
しかし、はじめから商業ベースでテクニカルダイビングでトワイライトゾーンを狙うのならば費用は高価になっても仕方が有りません。DynastyのForrestさん達の遠征の器材の量や準備など同行するたびに驚きの連続となります。DeepDivingは常に死と隣り合わせの冒険のようなものである。私の友人Dynasty社のHeath Jens Laetari昨年の9月14日にフロリダキーウエスト沖では行方不明となり若干28歳で帰らぬ人となりました。
ひとまわり逞しくなりました。

彼の形見のギアナBFはショールームで水温20度の水槽で元気に泳いでいます。24度の水槽では幾度と無く白点に襲われましたが、スタッフの献身的なケアで回復し20度の水槽を立ち上げてから餌食いも良くなり、良く太り優雅に泳いでいます。
トワイライトゾーンで採集された魚達を安全に持ち上がるのは、人間が減圧停止するよりも難しいもので
経験と熟練の技が必要となります。 
ピンクに蛍光イエローが眩い

今回のネオンラスは6cmと過去に入荷した中では最小で翌日には乾燥餌をバクバクと食べていました。早速見に来たお客様がお持ち帰りになられたのでその前に記録撮影をさせていただきました。 来週はハワイでブラックバンドでも捕まえに行きますか?

ぶぶ漬け!

今日は月に一回のメンテナンスで京都に行った。世界一の混泳水槽は相変わらず好調である。
マダラハナダイ

猛暑のトラブルも無関係で魚はすこぶるぶりぶりである。

特別ゲストにSさんも見学に来た。Sさんはこちらのご夫妻と親交があるので時折見学に来られている。

私は、以前からここの近くにあるあられ屋のぶぶ漬けが気になっていたのでついにゲットした。
おかきとだしと梅干

京都ではお茶漬けの事をぶぶ漬けといいます。 京都においてお邪魔しているお宅で、「ぶぶ漬けでもどうですか」と薦められたら食べてはいけないといいます。私はまだ経験が無い、食べたらあかんと言われているぶぶ漬けがどうしても食べたかった。 食べたらあかん理由はこちらを参考にして下さい。
お湯を入れるだけ

ついにぶぶ漬けをゲットした私は、Sさんのコスタデルソルにカレーを食べに行った。
此処のカレーは絶品です。
数日前にミドリイシが産卵した

先週、アクアカルチャーのカルチャーライブロックでレイアウトされたアーチ、パテで固めた力作夫婦の共同作業らしい、うらやましいくらいハッピーなお二人です。
今日はこれから世界陸上の400mリレー決勝を観戦に行くと言ってました。Sさんのパパは朝原選手のコーチです。メダルが獲れればうれしいな。
ゆっくりと立ち上げ中


昨日、やっとP3Cを出荷した。ベッセルさんは落雷による停電が有るし留守中にブレーカーが落ちたら大変な事になるというので注文を受けていた。先週なぜだか動力のブレーカーが燃えてダウンしてしまったらしい。幸い営業中で危うき事態は避けられたみたいだ。ベッセルさんはOF接点の200Vタイプだ。
電源が落ちたときに通報電話が届く、名称はなんと登録するのだろう?

後2台はユウゼンマスターさんだ、せっかく集めたユーゼンにもしもの事があればショックで鬱になってしまうだろう、フィッシュレスキューポンプも合わせて御買上げいただいた。 いずれも作動しないことが望みですが備えあれば憂い無しです。

避暑地はBali!なんでやねん!3

干潮の時間に合わせて朝9時半にスランガンビーチに行った。此処は島ですが、埋め立てて陸続きになっている。
ロンボック島行きの船

バリでは私有地を通行する際に通行料を請求される事がある。
此処も埋め立てた場所を通過するのに2000ルピア支払う。私が宿泊しているホテルも行く道で2000ルピアしはらう。

今の為替相場では、10000円が今800000ルピア位で両替出来る。1000円が80000ルピア、
100円が8000ルピア現地の人の履いているジーンズは10000ルピアから20000ルピアだと聞く。
ビーチに到着し、ウエットスーツに着替えて準備をしていると海の家のおばさんが呼び込んでくる。
流暢な日本語を話し、終わったらマッサージいかがですかとしつこく誘うが漁師の様なおば様にマッサージされたいと思う日本人観光客はいるのだろうか?
このビーチはサーフィンのポイントでもある、インド洋の大波が沖に打ち寄せている干満の差は3m以上あるので出荷や掃除は干潮の時間を見計らって行う。 
サンゴの養殖の鉄製棚は干潮時で1mくらいの水深にあります。
この籠に蓄洋されて半年から10ヶ月で出荷

現在此処で10数社が養殖サンゴを作っています。中には作ることは出来ても輸出出来ないのでサイテスのある業者に買ってもらうところもあるみたいです。今回は、ここ数年で一番成績の良かったポイントのサンゴを拝見しました。
Deepアクロポラは成長が遅く8ヶ月以上で出荷

ここには、大きなサンゴはありませんが各種そろっています。
過去に、私がセレクションしたレア種のコモンサンゴもいろいろあります。キャピタタ、コンフサ、ウネコモン、ノリコモン中でも今回かっこ良かったのはコンフサで形の良いものを5個選びました。泳いでいて体感したのですが此処は沖の波が海岸に打ち寄せその波が沖に帰るルートになっている、フィンキックをしないとすうっと5mくらいは流されている、このような大きな往復流が成長に影響を与えるのと、干満の差が水流や光量の強弱を調整しているといっても過言ではないだろう。
手ごろなサイズながらかっこいいコンフサ

しかし、全てのサンゴに適している訳ではないので種によっては成績の悪いのも有ると思われる。
Edy社長は、データーを確実に実績に繋げているので今後は更に良いものが出来ると思われます。

此処から先は会員サイトでのみご覧いただけます。

白化現象!P3C出撃

先ほど報道ステーションで、石垣島のサンゴの白化現象の映像を見た。表現は悪いがフィジー便のサンゴを見ているようであった。1998年のエルニーニョの年には世界中の16%が死んでしまった。
慶良間の海も原色が無くなっている

フィジーやパラオやグレートバリアリーフでもその年は大ダメージを受けています。沖縄本島も同じで6月にはサンゴの楽園だった万座毛のリーフエッジも9月には白化し茶ゴケにまみれて海の色まで変わってしまった。サンゴは水温が30度以上の日が1ヶ月以上続くと褐虫藻が抜け出し、徐々に色抜けして弱りしんでしまう。
水槽では、24度の設定のところがクーラー故障や電源がダウンしてしまうとあっという間に30度以上になり外出から戻って、異臭を感じてしまった時には膝から崩れ落ちてしまうものである。今年も各地でこのような現象がたくさん発生しています。
つい数時間前であるが、関東屈指のレアフィッシュ大型水槽の某氏よりお礼の電話が入った。先月取り付けたP3Cが早速出動した。
貴重な逸品の宝庫
今朝、出勤後動力のポンプが焼き付き動力のブレーカーがダウンしクーラーが停止して水温が上昇したが25度になった時点で携帯に水温異常を知らせる電話が入り、自宅に連絡し在宅していた人にテレビ電話で確認しながら照明の電源を落としたり、室内クーラーを18度に設定してもらい帰宅時には27度の上昇で済んだので、ひと段落おいてお礼の一報をいただいた。P3Cが働いた、嬉しいような悲しいような複雑な心境になる。でも1度あれを経験しているだけに2度と同じ目に会いたくないと聞いていたので大惨事になる前に対処出来たのはとても嬉しい。
希少なサンゴ

この水槽も水温対策にクーラーを3馬力と1馬力の2台ついている。しかし、電源が落ちてしまうと意味が無い。水温異常を知らせる電話がなった瞬間は本当に恐ろしかったが、即座に対応出来た事が何よりも大惨事を防いだと報告いただいた。あのサイズの水槽のリセットは想像するだけでも憂鬱になる。
涼しかった後に猛暑になった今年、こんな時に事件は起こります。緊急にP3Cを来週5台製造いたします。現物を御覧いただきたい方、今月中に関東ではベッセルさんに取りつけされる予定です。
関西ではBHショールームにて御覧いただけます。トンガ産ベントラリストリオやハワイアンロングフィンを買うくらいの価格で安心を手に入れる事が出来ます。

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