うーん納得!

来月の工事の打ち合わせの為に京都の木津町にある、積水ハウス総合住宅研究所の納得工房に行きました。
打ち合わせ中
偶然にも水槽を受注いただいたお客様のN様が積水ハウスで建築されるので納得工房で数回打合せをされたと聞いたので、じゃ納得工房の水槽見ました?「ええ、綺麗なペルクラのペアがいる水槽ですね」そう、実は半年前から住宅総合研究所に、ある目的で設置された水槽がありました。Masaが月に1回メンテナンスをしているので、私は設置以来見に行ってないので一度見に行かなければと思っていたので折角なら、研究の為に主任インテリアコーディネーターで水槽担当者の沢辺さんも交えて確認と打合せをしようということになりました。
沢辺さんと 水槽内部
積水ハウス住宅総合研究所ではいろんな取り組みが研究されています。

庭を里山のように鳥の為に3本、蝶の為に2本の5本の木計画や、
地球温暖化防止の為に提案
おしゃれな家庭菜園など環境にやさしい家作りや障害者や高齢者のバリアフリー住宅、
ベランダでオシャレに家庭菜園 ペアガラスで結露防止と保温効果をあげる。
お風呂、やトイレを実際に高齢者になったような体験しながら確認出来るモデルルームなど広大な敷地にいろんな実験がされています。照明の部屋ではいろんな照明を同じレイアウトで実際に点灯して確認して見る、
 
とか、耐震構造、免震構造、一般構造、の模型で地震のタイプによる揺れの検証などを見ることが出来ます。もちろん本物のモデルルームでの耐震実験も体験できます。  
新築の住宅に水槽を組み込む事がちゃんと提案出来る、店舗は少なく住宅メーカーでも全くと言って良いほどアドバイスや提案を出来る会社は無いので、いろんな意味でBHの経験と積水ハウスの実績をミックスしてより良いアクアライフを楽しんでいただけたらとコラボレートしています。
水槽を、家庭に持ち込む際に、どうすれば安全か、便利か、快適か、オシャレか、耐久性は、影響、光熱費、効果などあらゆる角度で検証しお客様に提案出来るようにしたいと考えています。
Nさんは残念ながら設計が終わったあとでのご発注の為に、いろいろと後手になることが有りました。
BHでは、新築の際は図面の段階からの打合せを重要としています。今週も4月5月の建築予定の住宅の設計段階での打ち合わせを建築士様と数回行います。納得工房まではいかないですがショールームで実際に水槽を見て御確認頂きながらご提案させていただく私の望む形が徐々に実現しつつありうれしいです。
ほとんどのお客さまが本格的な水槽を家庭に導入されるのは、一生に一度の買い物みたいな物です。その時に、後でこうしたら良かったとか、こうして欲しかったというような事が無いようにお客さまのご要望をしっかりとヒヤリングして提案する、そして家と同じくらい、頑丈で、使いやすく、機能的で官能的な仕上がりで決して飼育道具ではなく、住宅の中心的なインテリアとしてご家族やお客さまに安らぎの空間を提供出来るように造りたいと考えています。

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ウルルン

お昼前に、クロボカンのDINAR本社を出発した私とEdy社長は標高2000mの山越えでバリ北西部のムンジャガンナショナルパーク
標高2,000mの山の間の尾根をぬける。
の手前にあるゴーリスの彼のFarmに行った。山の天気は変わりやすく、豪雨と霧が行き先を遮る様であった。山を下り海側に出ると晴天だ!雨期
のバリはこんなものである。3時過ぎに現地に到着、約1年ぶりに、訪れた私を此処のスタッフは暖かく迎えてくれる。
今日は、みんなにたこ焼きの作り方を伝授するぞ!匠の技を披露!
プレゼントのたこ焼きセット
そう一ヶ月ほど前に新聞でインドネシアの王女が、大阪でたこ焼きを食べて気に入り
たこ焼屋を始めたと言う記事を読んだ。そういえば、ジュリアンの家にたこ焼のプレート持って行って焼いたことも有ったよな。
こいつら、本当にいい奴ばかりだし、いっちょ教えたるか!と思っていると海のファームから連中が帰ってきた。久しぶりに会うなり  
今から、潜りに行くでというと一瞬マジ?今、海から帰ったばかりやねんけどというようなそぶりが一瞬見えたがEdy社長も一緒にスタンバイ
いざ出陣して、1年振りのDeepAcroporaを観察しに潜ったのである。 最近、DeepDiveが続いているので窒素溜まりかけてないか少し心配なので
40m超えるのは止そうと思いながら潜行すると、こいつらかなり熱いで!というようにガンガン行きよる。今までこの場所で何十回と潜っているが
今日はチョットカレントキツイかもというくらい流れている。まあ、串本の浅地に較べれば楽チンでは有るがこの場所では初めてと思うくらい
真横に流されていく、ダウンカレントちゃうから安心やけど、あっという間に35mまで行ってるで皆、ちなみに彼らは普段30mを超える
事はほとんどしない。25mくらいまでで作業を行います。安全性を重視しているので仕方が有りません。しかし、今日は違うで!なんせDevilが一年振りに来ているのだからがんばってくれている。
一年に3回は来ていたのですが、昨年は1回だけだったので気にしているのかモチベーションが違う。私はカメラ片手にこれやあれやと指示を出しながら30mから35mを20分も流している。なんでこんな水深でアクロポラ探してんねん
水深35mのスハルソノイすごい
というと、この水深にしかワリンディーは見つからないのです。巷ではワリンディーが品不足で日本担当のR氏の元にも催促が頻繁に入るみたいだが、
こういう生息環境に有ると理解しないと難しいものです。
潜水10分を経過して30mの出張りでやっと1個ワリンディーを見つけました。
ワリンディー
ワリンディーはとても繊細なアクロポラで岩に活着しているのが少ないアクロポラです。以前30cmを超える立派なワリンディを見つけたときも
チョットした衝撃を与えた瞬間に枝が飛んで行くらしいです。こいつも先端は成長しても流れで飛ばされているのかもしれません。
飛んでいった枝がヤギや海草の上で成長しているのを見つける事もあります。そうしてだんだん下に落ちて行ってるのかもしれません。
運良く、ワリンディーを手に入れたお客様へ注意、届いて開封して割れているとゴネない様にお願いします。こいつはそれだけ繊細なアクロポラです。
私はイントラ気分でスタッフの残圧をチェックしながらそろそろ上げるぞというと
既にEdy社長は減圧停止をしていたのであった。水深25m付近のコモンサンゴも面白いですよ。
水中では真っ赤に見えるけど、陸上では茶色なんですが、飼い込むと綺麗な赤になる。コモン先生のお気に入りのひとつです。
初日の小手調べとしてはそこそこいい写真が撮れたので満足であった。
日が暮れる中、ファームに戻った私は、女性スタッフにたこ焼の仕込みを教える。
ストックされている水槽
本来は出しを取ったり、山芋を下ろしたりするのだが今回はスーパーで市販しているたこ焼き粉を買い込んでおいた。
たこ焼き仕込みを教える 焼き方を伝授する。
特攻隊長サンティカと奥さん<br />
どうせ年に数回は来るのだし、彼らのおやつになればうれしい限りで粉は又持ってきてあげようと汗だくになりながら、教えたのだが新しいプレートは当たりが悪くうまく、丸くは出来なくて面目丸つぶれであった。
ふぞろいのたこ焼き達を美味しいと食べる彼らにウルルンであった。

1日逸品

今日は節分です、朝から次女と厄除けの為清荒神に行きました。今週に入り、京都の花街ではオバケという催しがあちこちの御茶屋さんで贔屓筋の為に行われます。普段着物姿の舞妓さんや芸子さんがコスプレをしてくれはります。萌え!ミナミの倶楽部でもそのような事があるみたいで、同伴コールが今週は頻繁にありました。中国では旧暦で新年を迎えますが今年は2月18日を新年としています。
商売人は2月は逃げると言うくらい営業日数が少なくて売上げが少ないので倹約に努めるのですが、そういうのは嫌いなBHでは今月は1日逸品を目標に販売したいと思います。逸品は生体だけでなく器具や商品も出品する予定です。
担当者は入社1年目の最終月をを有終の美で飾るであろうと大きな期待を背をわされている、GOくんである。昨年の2月から最終研修後、BHの正社員として迎え入れたアツイ男でDevilの付き人として沖縄、ハワイ、パラオと修行してきたのであった。彼が店頭の生体管理の責任を負っています。
彼に聞けば、魚やサンゴの状態が良く解ります。その彼がセレクションした逸品を1日1品出品いたします。ノルマは1ヶ月ですが、お客様の要望が強ければがんばって延長出来るかもしれません。
GO今日の逸品はどれにするつもり?「社長一発目はこれで行きます」たしかにこれは逸品やけど後は知らんど。俺は明日からBaliに行くから宜しくということで一発目は店頭と会員限定の販売です。
まことに申し訳ございませんが今回は会員の通販サイトと店頭のどちらかで購入可能となります。
今後も特別品は会員サイトが優先されています。是非お得な会員にご登録をお勧めいたします。

昨日の入荷ハワイ便グリフィス7cm、8cmティンカー11cmホワイトバードラス、サイケデリックラス、ポッターA、キイロハギ、マルカラー、フレームAそしてブラックバンドA12cm13cmと逸品6cmです。

それでは明日からインドネシアにいってます、更新出来ればがんばってみます。


バージョンアップ

刺激を与える水槽
お客様の水槽を立ち上げる、その完成度が増して行くのは嬉しい限りであります。そうこうしているうちに、お客様から刺激を受ける。ちょっとお店の水槽いじってみるか?最近、そんなお店が増えています。
そろそろ、超一流の2級品をがんばって価格競争しても未来が無いことに気付いてきた賢い小売店が増えてきた。大阪ローカルの話題で申し訳ないのですが、大国町というところにトミヤマシューズというお店がありました。大阪では靴を安く買うことが出きるお店としては有名で地下鉄のアナウンスでも流れているしわざわざ、大国町まで靴を探しに行くことが常識というほどの知名度であったし、事実安かったのですが、年末に前を通りがかり、トミヤマシューズが閉店しテナント募集中になっているのを見てショックであった。思い起こせばバブルの崩壊後、バッタ屋と呼ばれる現金問屋自体がどんどんなくなりヤマダ電機、Bigカメラなどの大資本がどんどん安さを競うようになり、安いのがスタンダードになった。
アクア業界も同じで有る。インターネットでの価格競争や店頭での販売合戦で安さを競っても、マーケットが小さいので収益も小さい。日本一エーハイムやADAを売るチャームのような規模に成長してしまうと、メーカーも止めようが無い。チャームこけたら、皆こけたみたいになってしまう。チャームのようなネット通販店でも在庫を沢山持って店頭でも対応しているお店は良いが、お客の入金を持って買いに走るようなお店では、利益も知れている、小規模店は結局、耐力が無くなり閉店してしまう。  駄菓子屋がコンビに変わってしまったようになる。
安くして安くしてと言い過ぎて頑張ったお店が潰れて結局、他のお店に通うことになる。最近、お客様にあんまり無茶してつぶさんといてやといわれる事がある。そんなに無茶していると思われてるんやろうか?でも時代の激流に飲まれて無くなったお店もたくさん有るし、そういうとこでお世話になっていたお客様が何人も来られているので仕方がないのですが。
こんなご時勢こそ、しっかりと自分や従業員、お店の設備に投資しバージョンUPが必要だと思いませんか?2月は暇やから、仕入れを引き締めて耐えると言うのは暇でかめへんで!と従業員に言ってしまうようなもので士気が下がるだけで楽しくない。
昨日、福島県いわき市の根岸サンゴ園の菅野さんからやっと海水売り場の工事が終わったので魚やサンゴを手配して欲しい電話が有りました。ジェミニ1400がモコモコモコと全開しているだろう?
もこもこ
MT250が燦燦とまばゆく降臨しているのだろうか?
MT-250降臨
わらわら
Ecosystemがワラワラしているのだろうか?
考えただけでも楽しく思いませんか?来週やったらBaliからDevilセレクションをこれでもかというくらい送ってあげれるのにと思っていると、BaliのRさんから「Deepなブツが沢山入りましたで旦那」という電話が入った。運も彼の見方かと早速輸入の準備を整える。週末はいわきが熱い!スーパーサムリーチや! すべったらごめん!白黒の争奪戦勃発!?

EcoSystem② Paseo熱帯魚館

大阪の郊外松原市にPaseo熱帯魚館というお店が有ります。親会社はコトブキ工芸で淡水魚、金魚、爬虫類、そしてサンゴ、海水魚のお店です。このお店の入り口に国内最大級の2mのEcoSystem水槽が有ります。Leng 氏は日本に来るたびに此処にある水槽をチェックしています。 
レン
パセオ水槽
お世辞にもレイアウトが良いとは言えませんが、サンゴや魚のコンディションは上々である。この水槽は、スキマーもついていません。それでも、アクロポラが成長するくらいの水質で魚もコンスピ、ココス、などの高級魚も入っています。
タコアシ コンスピ
こういう水槽を見ると昔の濾材の沢山はいった大きなウェット濾過はどうだったんだろうとかんがえてしまいます。満タンに濾材をいれて魚屋で捌いた内臓もらって、掘り込んでバクテリア入れて半年待てなんて言われていた時代がある。今思えばとてもおかしい。何を根拠に水が出来てるとか言うてたんだろうか?ナチュラルシステムの出現で180度考え方が変わってきた。水槽が濾過槽を一体となっている。というと混乱する人が沢山います。以前、ベルリン式もEcoSystemも基本的には同じ様な物といいましたが。スキマーが沢山酸素を水中に溶け込ますか、海藻が光合成をして酸素を溶け込ますかの方法が違うだけで、水槽内のライブロックやサンドが硝化と反硝化をバランスよく行うことで自然に近い貧栄養の環境をつくります。
Eco4822
そのうえで、水流は複雑に強く澱みなく流れる事を必要とします。水中の酸素量が多いほど魚は水質の変化の影響を受けにくいので、ベルリン式の立ち上げ時にアンモニア、亜硝酸が検出する水質でも中毒死しにくいのです。ただし、ダウンドラフトなどの高性能なスキマーの場合ですが。濾過槽でしっかりと酸素を含んだ海水が水槽の中のライブロックにぶつかり濾過されていきます。
メインポンプの循環量が少なければマキシージェットなどで水流をたくさんつけて海水を動かす事が有効です。日本に較べて欧米では良いライブロックが流通していないので、水槽の立ち上げには時間を必要とします。ゆっくりとキュアリングして一度は全ての付着物を殺してしまうほどである。その後、幾度か換水し1ヶ月から2ヶ月かけて生体を投入して行きます。最初はヤドカリや巻貝、うに、などのお掃除屋さん達で、ついでキイロハギなどで藻類の新芽を食べつくさせます。その間、魚にはかわいそうですがエサは与えません。ナチュラルシステムとは生態系と連動するような飼育法でコケを食べる生き物や海藻を食べる生き物など神様が与えた役割を果たすものをバランスよくより自然にシンプルに飼育する事です。

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