Jeboehlkia gladifer

Dutch caught a new fish at 250m see image I have no idea of what it is.

このメールが届いたのは5月7日の早朝であった。

その時点で250mでダッチ館長が捕まえたNew Fishという情報だけであったがゴールデンバスレットの価格すら凌駕する価格は必至であろうと思い見ないようにしようとしていた。

Jeboehlkia gladifer

Bladefin Bass一見ハゼのように見える魚も列記とした小型のハタの仲間であった。

ペパーミントタイニーダートバスレットなんて勝手に名前を付けるまで現れる。

5月13日にはReef Builderに紹介されていた。

いくら世界初の入荷とはいえ、最近この手の手法で価格をどんどん吊り上げられる事があるが、自分には自分なりの基準がありそこに当てはまるまでは買うつもりは全くなかった。


Curacaoには過去に数度も旅しているし、Dutch館長やDynastyのForrestさんとも親交深い間柄ではあるがビジネスはお互い別である。獲る人、売る人、買って売る人と立ち位置が違えば守るべき物も当然違ってくる。

この数か月は親交深い故にお互いが大人の対応をとっていた。


そしてついにお互いの方向が合意に達したのでCuracaoのDeep Watersは私の元に送られて来た。 

Deep Wtaer Rare Fishの市場はとても小さいがHighCostである。 
間違って低水温の水槽を持たない問屋に入荷したら体調を崩すのは当然だろう。


これらの魚たちは、想像以上にコンディションも良く採集してからの日にちも経過しているが減圧症の様子もなく痩せてもいなかったので、今朝待ちわびていた顧客の元に送り届けました。


Golden Bass  Liopropoma aberrans この魚は特に思い入れがある。
今回手に入れたのは6cm位の小型であった。 若干期待した色目では無いが環境が落ち着けば良い色に戻るのだろう? 

Apricot Bass Plectranthias garrupelus
2度目の入荷となるが2.5cmとチゴハナダイのような大きさであった。


数年前より計画していた小型の潜水艦を使った採集はかなりの成果を上げている。

人が命懸けで潜り採集するロマンは無くなったが、リスクも無くなったし減圧処置も完璧にこなしている。
その分コストは桁違いだが、価格に転嫁は難しいだろう。
元来価格は市場に見合った分しか認められない。

ありがとうDutchさん ありがとうForrestさん

ほんまでっか!?

金曜日からTOKYOに来ています。サンシャイン国際水族館の水流装置の工事の為に、出来たてのスイング装置を工場から積み込み、吹田SAで夜の10時過ぎにお蕎麦を食べてノンストップの520Kmを走破し3時過ぎにホテルにチェックインをした。


ついに8月4日にグランドオープンが決まったみたいだが戦場と化した現場では想像もつかない。スタッフの皆さんも連日早朝から深夜まで準備に追われて大変だ。

私がお手伝いしている部分などほんの一部で紹介するにも足りないような部分であるので是非見に来てご確認下さい。


工事はLSS岡部社長が大事な部品を火曜日の朝届けてくれるそうで、それから仕上げになるので微調整などをしていると、それまでは大阪に戻れない。

大阪に帰ったらKR93KR92の取り付け工事を待ち望んでいるお客様がいる。
なんとか早く終わらせたいが、物が来なくては進まないし中途半端では帰れない。
困ったもんだ!
先週Tokyoに向かう前に見るのは2度目だがこんなに綺麗なのは初めてではないかと思うようなハナダイの女王ともいえるキシマハナダイのペアが届いた。

雄がまだ8cmあるか無いかのサイズにも拘らずライヤードテールも美しく、ピンクとイエローの発色もひときわ異彩を放っている。 

美しい低水温を好むハナダイの中でも最も美しいが普通なら10cmを超えるくらいに性転換すると思うので、早熟かというとそうではなく、小さな雄なのかも知れないが水槽に飼育するにはベストサイズだ。

Rainfordia opercularis

おとといから東京で水族館のお仕事に追われている。今日はサンシャイン水族館のサンゴ水槽の打ち合わせで池袋に泊まっている。明日は朝のミーティングの後房総のいすみ市まで打ち合わせに出かける。
明日の最終ののぞみで何とか帰れるのかなと思っていたがなんとしても帰りたくなってきた。

地震が怖いからではなく、凄い魚が入荷した。こんな日に限ってジェットスターは延着となりZ君がたった今開封し写真を送ってくれた。
年末から始めたオーストラリア便!いろんなリクエストを出してきたがそのうちのひとつがまさかの入荷となった。


フラットヘッドパーチRainfordia opercularisいまだかってアクアリウム市場に流通したことの無いバスレットの仲間だ。
大きさは12cmから13cmくらいで興味深くこちらを観察しているとZ君の報告だ。新しく作ったZ君の3分割水槽に収容すると聞いた。


ケアンズマリンのオフィスでTMCバスレットハムレットの本の写真に載っていた島に行けば採れるだろうと聞くと保護区でいけないと言われた。
ただ境界線であれば探すことは出来るかもと聞いてはいたがまさか手に入れることが出来るとは思いも寄らなかった。

計画停電や原発問題に揺れる日本のアクアリウム市場を考えるととんでもない価格での購入になるがその労力を考えると納得する。
早く帰って見て見たいものだ! 

Dream come true!

先週はセンセーショナルな入荷がありました。 

Odontanthias chrysostictusバラハナダイ 通常は200m前後に生息するイエローアンティアスの仲間のハナダイだ。


すでに採集地の沖縄では採集チーム沖縄Deep Sea Challengerの皆様にテレビ局が取材に押し掛けたりして深海魚発見?Newsにもなりました。
雑誌には過去に伊豆大島の65m付近で撮られた幼魚の写真が有名ですが、今回は18cmのオスと思われる成魚です。


Deep Sea Challengerの皆さんは10年以上の歳月をかけて100mを超える深海から独自のノウハウで減圧処置をしてようやく生かして地上に上げる事に成功しました。夢は未記載種の発見なんだろうな?いつか見つかるんじゃないかな!
深海の冷たい水温を好む魚も真冬の一番水温の下がる冬の間は底も水面も差がない為に普段より浅い場所まで上がってきます。深海と水面近くの水温に差が無いこの時期は狙い目ですが天候が荒れる季節です。天候に恵まれてうまく採集出来たととはいえ100m付近では浮上させるのは容易くありません。 まさしく命がけの採集と言えます。
Deep Sea Challengerの皆様ありがとうございます。
 

こんな魚を一目見たい、飼育してみたいと願い、低水温の水槽を作り準備していただいたお客様の元に無事届けられることが出来て嬉しさもひとしおです。
ヤリイトヒキベラやイエローアンティアス、イトヒキコハクハナダイ等の水槽にボスとして君臨するために新しく作った検疫水槽で調整をしています。

検疫の水槽は400Wx450Dx500Hが2個並んでいます。この水槽は屋外の濾過槽から循環する海水を止めて薬浴時にエアレーションだけで調整するときも温度管理できるようにキャビネット内部にZC-200のクーラーを備え付けています。左右両方とも違う水温で飼えるように作りました。

背面に配管が仕込まれていて濾過槽から循環する水も貯水槽約600Lから循環する新海水もRO水も簡単に取れるので、薬浴の水替えや掃除にRO水が簡単に注ぎ込めます。
RO水は屋外の80Lのストレージタンクから送られるので掃除にや淡水浴に使う分には不自由しません。水槽は底面まで水が抜けるようにソケットを溶接しています。薬浴時にはRO水で綺麗に洗い流して新しい海水や循環水を簡単に送れます。
この水槽の架台には1000Wx450Dx500Hのべラ水槽が併設されています。濾過槽は別ですがクーラー1馬力は同じですが2個の別箇のチラーを検疫水槽用とベラ水槽に分けているために、それぞれのコントローラーで調整できます。

現在、ベラ水槽23度検疫水槽循環水温19度検疫水槽エアーレーションは21度とそれぞれ違う水温に対応しています。
採集家が命懸けで捕まえた、希少な魚達を大切に飼育したいとの思いで作られた特注低水温ペア構造のアクリル水槽は内側13mmに20mmの空間で外側8mmのアクリル水槽が2重で空間は密閉されています。濾過槽もペア構造で断熱材を空間に入れて密封しています。殺菌灯はRUW-4低水温でも抜群の殺菌能力を誇ります。無事検疫を終えてこの水槽に入る日が待ち遠しいです。

そういえば思い出すのも腹立たしいがもう一つ素晴らしい魚の入荷がありました。

Centropyge nigrocella
すでにB-BOXさんの入荷情報でご覧になっているでしょう。最後のケントロピーゲと呼ばれている希少種だ。この魚のシッパーバヌアツが我師匠California Academi Steinhart Aquarium のCharles Delbeek氏を通じて買わないかと聞いてきたので高いとは思いながらも以前から入手出来れば欲しいと聞いていたお客様もいたので、買いますだから詳細を教えてと返事したところ、連絡が途絶え催促すると日本に専属契約している業者があるからそこに売ると言ってきた。念のためその業者の関西の担当者に確認したら全く知らなくて関西の担当者が関東に問い合わせたら入荷予定になっていた。
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Coral Sea Ventralis!!

今週、2度目のCoral Sea Ventralisが届きました。 

前回に較べればかなり状態が良くなってきた。


Coral Sea の水温は今水深60mでも26度程あると採集してくれたダイバーは教えてくれました。オーストラリアは真夏です。 
タイガークインA

本来なら先週届く予定であったがケアンズをサイクロンが直撃したために送れなくなっていた。
かなりヤキモキしたが、天候には勝てない。
ケアンズからボートで8時間から12時間のCoral Seaまでほぼ毎週遠征している。


Coral sea Ventralisは67m付近で採集し最初に47mまでゆっくりと持ち上がりその場所に6時間減圧停止をしています。その次に29mに4時間置いて16mまで持ち上がり一晩置いてから翌朝6時に8mまで持ち上がり10時に4mまで上げて11時30分に船まで引き上げた。


こうすることでデリケートなVentralisに針を打つ事はしなくて済む。
 

Coral Sea Ventralisの特徴はオスになると良く解る。メスは一見クック産に似ているが背びれの下の赤いラインの入り方が少し違う、オスはトンガ産によく似てはいるが全体に小ぶりに思える。クックに較べると圧倒的にオスが少ないと思われる。

もうすでに冷凍ブラインシュリンプを食べている、かなり良い。オスが3匹にメスが13匹だがすでに2トリオが売約になっています。 

今回の入荷便で楽しみにしていたフーデットラスのオスと勘違いしていたのはRoy-fin Fairy-wrass Cirrhilabrus bathyphilus 本物のフーデットラスの未成魚のようだ。CoralSeaからの採集なので間違いはないだろう? 微妙であったが成長し立派なオスになればバヌアツ便とはまったく違った発色を見せるだろう。


Australia便はサンゴも徐々に良いものが集まって来ている。 今回はアクロポラも良い物が送られてきている。
 

もうすでにいくつかは売り切れてはいますが、少しずつ集めていきたいと思います。

インドネシアやフィジーともなんとなく色や形も違うしポリプのいろも違ってたりするのが楽しみなのかもしれない。

直接の買い付けによるリスクはコミニケーションで解消されるだろう?今週はオーストラリアから担当者が来日する予定だもう少し要望を出してみよう。


サンゴを買う時に色合いだけで判断するのでなくガラの入り方やストライプの違いなんかを見るのも重要です。

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